きっかけ3
気付いた時には、真っ白な空間の中にいた。
やはり気付かぬうちに寝ていたのだろうか。
歯もまだ磨いていなかったのに。
視線を少し下げると、自分の格好に気付いた。
上下黒のジャージ。
アクセントに白いラインがある、なんのことはない、普段からよく着ているジャージだ。
「こういうとこはリアルなんだな」
妙に笑えた。
そういえば、さっきの変な声は、誰だったんだろう。
「おはよう、目が覚めたかしら」
「え!?」
目の前にふわふわした黒い浮遊物体が。
こんなものあったか?
いや、明らかに今ここに突如現れた。
「なにこれ…」
「おはよう、#主人公#さん。気分はどうかしら?」
嘘。
どうやらこの声は目の前の黒い浮遊物体からしてるらしい。
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